知識 /ヘッサ・モアの知恵

ヘッサ・モアの知恵

カテゴリー: トゥラシルの遺産冒険日誌 II

- 備考:

クザカに捧げられた生贄は、もっとも力が弱かった不毛な地のオルン族であると知られている。しかしそれ以前に、クザカを生み出した木であり、オルゼカが仕えていた、いばらの女神の神木に捧げられた生贄は、名もなき幼い子どもたちであった。子どもたちの泣き叫ぶ混じり気のない血が、女神の豊かさを刺激すると信じられていたからだ。子どもたちは無念の沼で過ごしたが、祭司長以外、そのことを誰も知らなかったという。ベルシュアンの魔女ヘッサ・モアが子どもたちを泣き止ませるために、知恵を絞ったからだ。彼女はオルゼカを建てた天才建築家カンティルニアを呼び、彼が普段から趣味で作っていた黄銅と青銅の兵隊の人形を与えた。人形を与えられた子どもたちはすぐに泣き止み、魔女は人形を主人公にした歌を歌わせた。子どもたちは、真っ暗な洞窟の中でも兵隊ごっこに夢中になって、二度と泣くことはなかったという。そんなとき、深くて寂しい無念の沼から響いてくる歌声に、ある者が気付いてしまった。

[メイン依頼]で獲得可能 - オーディリタ地域

0 / 1000 characters

Bdolytics

ヘッサ・モアの知恵