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アドウィルの監視者 #1
- 備考:
宿命を持って生まれた者。
やけに白かった月がカーマスリビアを照らしたある日、若いルトラゴンは女神の神木の前に立っていた。何をすればいいのか分からない表情で月光がこもった風に当たれていた。
多数のカーマスリブの葉の中で自分が探している答えが書いてはないのか探している様子だった。彼は悩んでいた。掴み所のないことで、考えるだけで呼吸が難しくなる気分だった。
根を守護しろという宿命を背負ってその答えを見つけるために地上に上がって来たけど、生まれて根を守ることが全てだった彼に地上の全ては慣れないことだらけだった。
さらに、自分たちを地下に閉じ込めようとしたのが自分の同族だということを知ってしまった時、混乱を超えて生まれて初めて怒りを感じた。
答えを探す間、ばさつく音と共に人の気配を感じた。黒い煙と一緒に消えたが、彼ははっきりと分かった。自分と地下のルトラゴンを止めようとする自分の姉妹、ベディルだった。
ルトラゴンは黒い煙を追って森の中を走った。追うことに必死だったけどなかなか距離が縮まらなかった。呼吸を整えて強い力で弓を引いた。矢は轟音と共に発射され、空間を切り裂き、飛んで行った。