結晶の価値

依頼タイプ: 家門依頼

- 備考:

4月9日曇りの夜…私はキャンプで横になっている。見習い錬金術師アルスティンと話した中で一番記憶に残ったのは、木や野草にも血があるということだった。もちろん樹液の話だ。この話が記憶に残った理由は、イズリンに喜んでもらうためにプレゼントした琥珀ネックレスが…。はあ…本当に馬鹿馬鹿しい。木の樹液が固まってできた物だというからだ。錬金術師はなぜみんなそういう嘘をつくのだろう？全く…今考えても本当に呆れるのは、あんなに希少な宝石をどこでも転がっている樹液の固まりと比べること自体がそもそも話にならない。祖母さんは琥珀は虎の魂が固まった物だと言っていた。強力なオーラが宿り、持ち主を守ってくれるから、あんなに高いのだと。アルスティン！奴はきっとイズリンに下心があるのだろう！そうでなければ、あんな嘘をつくわけがない。故郷に戻ったら、井戸端にあいつを呼んで決闘を申し込んでやる。ちょっと待てよ….あいつは確か…結婚を約束した女がいると言ったいたはずだが？