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立ち直るための踏み台
- 備考:
5月10日
目を開けると、古いテントが見えた。
周囲を見渡すと、生き残ったギルドメンバーたちが私を誇らしげに見ていた。
彼らは、まだ状況が掴めていない私に大きな声で
本当にすごかった!と叫んだ。私があのモンスターを追い払ったというのだ。
いったい…どうして?私は何も覚えていないのに…。
重い体を引きずりながらテントの外に出た。
ギュントとの戦闘はまさに残酷そのものだった。半分以上が死亡し、生き残ったギルドメンバーも大怪我を負った。
空しい。モンスターは追い払ったが、我がギルドに残ったのは痛々しい傷跡だけだ。
報酬のことを言ってる場合ではない。
むしろ、このギルドが再び復興できるように手伝わなければならない状況だ。
資金調達のためにカルフェオンへもう一度移動し、
手間をかけて作った愛の妙薬をとある古物商に渡した。
すまない、イズリン。
そして資金調達のため、カルフェオンのあちこちを回った。
しばらく…しばらくは…このような生活も悪くはないだろう。