2回の失敗はない

依頼タイプ: 家門依頼

- 備考:

7月7日厩舎番を手伝い始めて、1ヶ月が経っていた。冒険に必要な物資を揃えるための資金も、十分稼げたと思う。いつの間にか仕事にも慣れ、私を雇ってくれた厩舎番も、私を雇ったことに満足しているようだった。仕事に慣れて効率が上がり、当然、以前よりも多くの仕事をこなせるようになった。もう少し、このままいても悪くはないと思っていた。混乱を落ち着かせるため、私は干し草を刈った。精神を集中して、刃先を斜めにして一気に干し草を刈り取る。精神と肉体を鍛錬しながら無駄な考えを捨てるには、ちょうどいい修練だ。しかし今日は、考えが整理できない。考えがなくなるまで刈って、刈って、また刈った。結局ぐったりした私は、干し草の束の上に横になって、そのまま眠りについた。