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[物語図鑑] ソンカクシ伝
- 備考:
第1章・メウォル
朝の国には、とある真面目なさすらい商人がいました。
彼には目に入れても痛くない娘、メウォルがいたのですが、
さすらい商人が南浦やタルボル、ノプセを行き来する遠道を歩いても、
一度も駄々をこねずに付き添うほどの孝行娘だったそうです。
ところが、そのメウォルは心優しいだけではありませんでした。
美しい美貌に、笑顔までも暖かな日差しのように明るく、
彼女を一目見た男たちは、恋煩いにかかったと言います。
さすらい商人はメウォルと一緒に、タルボル村を一番多く訪ねました。
村一番のお金持ち、チェ進士宅に物を売るために。
その日のチェ進士宅の垣根には、多くの男たちが群がったそうです。
彼女に婚約者がいるということを全員知っていながらも。
それだけ、すれ違えば思わず振り向いてしまうほどメウォルは美人だったそうです。
そのため、チェ進士宅の三女がひどく嫉妬していたとか。
浅知恵を働かせてメウォルを傷付けるほどにね。